ステータス設計|「作業中」が増えるのを止める

ステータス設計|「作業中」が増えるのを止める

プロジェクトが停滞するのは「作業中」が増え、止まり(確認待ち)や優先順位が見えなくなるからです。ステータスは細かくしすぎず、未着手/作業中/確認待ち/完了を基本に、WIP(同時進行)制限で作業中を増やさない。崩れないステータス設計の型を解説します。

ステータス設計|「作業中」が増えるのを止める

プロジェクトが進んでいないわけではないのに、画面を見ると「作業中」だらけ。

この状態になると、何が優先なのか、どこが止まっているのかが見えなくなります。

ステータス設計は、見た目の整理ではなく、止まりを減らして前に進めるためのルールです。

このページでは、「作業中」が増えるのを止めるための最小ステータス設計と、同時進行を減らすコツをまとめます。

結論:ステータスは最小4つ+同時進行(WIP)制限で回す

ステータスを細かくしすぎると更新が重くなり、運用が止まります。

逆に粗すぎると、止まりが見えません。

まずは最小4つで十分です。

最小ステータス(基本)

  • 未着手
  • 作業中
  • 確認待ち
  • 完了

そして重要なのが、作業中を増やさないための「同時進行(WIP)制限」です。

ポイント

ステータスは“管理のため”ではなく、“詰まりを見えるようにして解消するため”に使います。

「作業中」が増える原因①:着手しやすいものから手を付けている

作業中が増える現場は、着手が軽いものから次々に手を付けます。

結果として、終わらないタスクが積み上がります。

対策:作業中を増やさないルール

  • 新しく着手する前に、今の作業中を1つ終わらせる
  • 終わらないなら「確認待ち」へ移す(止まりを見える化する)
  • 優先順位が高いものだけ作業中に残す

「作業中」が増える原因②:確認待ちが埋もれている

作業中が増える理由の多くは、実は「確認待ち」が原因です。

確認待ちを作業中に置くと、止まりが見えず、別のタスクへ着手してしまいます。

確認待ちに入れる3点

  • 誰の返答待ちか
  • 期限
  • 次の一手(催促/代替案/一旦進める範囲)

確認待ちが独立すると、「作業中」が必要以上に増えにくくなります。

「作業中」が増える原因③:完了条件が弱く、終わらない

完了条件が曖昧だと、いつまでも作業中から動きません。

完了条件は、成果物か状態で1行にします。

曖昧 強い完了条件
調べる 候補3つの比較表+結論1段落を共有したら完了
改善する 改善案2案→1案決定→反映→確認で完了
対応する 返信文を作成して送信したら完了

ポイント

完了条件が強いほど「作業中」が短くなり、進捗が見えるようになります。

WIP(同時進行)制限:作業中の上限を決める

作業中が増えない一番の方法は、上限を決めることです。

WIP制限の例

  • 個人:作業中は最大3つ
  • 小チーム:1人あたり作業中は最大2〜3つ
  • 大型:役割ごとに上限を決める(実装、レビューなど)

上限を超えたら、新規着手を禁止し、先に完了か確認待ちへ移します。

ステータスを増やしたくなったときの判断基準

「レビュー中」「仕様確認中」などステータスを増やしたくなることがあります。

増やす前に、この基準で判断します。

増やすべき条件

  • その状態が頻繁に発生する
  • その状態がボトルネックになっている
  • ステータスを分けることで改善策が打てる

ただの分類目的なら、ステータスは増やさない方が続きます。

コピペ用:ステータス設計の最小ルール

  • ステータスは「未着手/作業中/確認待ち/完了」の4つで始める
  • 確認待ちは作業中から外し、担当・期限・次の一手を入れる
  • 作業中の上限(WIP)を決める(個人は3つが目安)
  • 新規着手の前に、作業中を1つ終わらせる
  • 完了条件は1行で成果物として書く

まとめ

「作業中」が増えると、優先順位も止まりも見えなくなり、プロジェクトは停滞します。ステータスは最小4つで始め、確認待ちを別扱いにし、作業中の上限(WIP制限)で同時進行を増やさない。完了条件を強くして終わりを作る。これでステータスが機能し、進捗が自然に見える運用になります。