

運用が止まるとき、よく起きているのは「状況が見えない」ことです。
誰が何を抱えているか、どこで止まっているかが分からない。
すると確認が増え、会話が増え、さらに作業時間が減ります。
この悪循環を止めるのがダッシュボードです。
このページでは、作り込みではなく「見る項目を絞る」最小構成の型を整理します。
ダッシュボードで失敗するのは、情報を全部載せることです。
必要なのは、運用を回すための“観測”だけです。
最小ダッシュボード(見るのは5つ)
ポイント
この5つが見えれば、状況確認の会話が減ります。増やすのは回ってからです。
ダッシュボードは、常に必要ではありません。
次の兆候が出たら作り時です。
作り時のサイン
多くの運用管理ツールは、フィルタやビューで見せ方を作れます。
ダッシュボードは難しく考えず、ビューを5つ用意するだけで十分です。
ビューの作り方(考え方)
受け皿が詰まると、運用は止まります。
未仕分けが一定数を超えたら、週次レビューが回っていないサインです。
受け皿ビューの条件例
今週やることが見えないと、緊急に流されます。
週次で決めた「今週」枠を固定表示すると、迷いが減ります。
今週ビューの条件例
確認待ちは、放置すると事故になります。
止まりは必ず分離し、誰待ちか見える状態にします。
確認待ちビューの条件例
期限間近だけ見えると、優先順位が崩れにくくなります。
ここは「緊急アラート」枠です。
期限間近ビューの条件例
作業中が増えるほど、完了が減ります。
作業中の数を観測できるだけで、運用が軽くなります。
詰まりビューの条件例
ポイント
上限を超えたら、新規開始を止めて「完了」か「確認待ち」に寄せます。
【最小ダッシュボード(5つ)】
| 失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 情報を載せすぎる | 見なくなる | 5つに絞り、増やすのは回ってから |
| 受け皿が溜まる | 依頼が処理されない | 週次レビューで必ず仕分ける |
| 作業中が増える | 完了が増えない | WIP上限を決め、新規開始を止める |
まとめ
進捗が見えないと確認が増え、運用が止まります。ダッシュボードは作り込むより「見る項目を絞る」のが正解です。受け皿・今週やる・確認待ち・期限間近・詰まりの5点だけ見える最小構成にすると、状況確認が早くなり、週次レビューも回りやすくなります。