完了条件テンプレ|終わりを1行で決める

完了条件テンプレ|終わりを1行で決める

タスクが終わらない原因の多くは「完了条件が曖昧」なことです。AIで改善案が出続けるほど、終わりが作れず修正ループになります。成果物・合格ライン・NG条件を1行で固定し、迷いと差し戻しを減らす完了条件テンプレの作り方を解説します。

完了条件テンプレ|終わりを1行で決める

「終わらない」タスクの多くは、作業量が多いのではなく、終わりが決まっていないだけです。

AIを使うほど改善案が出続けるので、完了条件が曖昧だと、修正ループに入ります。

このページでは、終わりを作るための「完了条件テンプレ」を、実務で使える形に整理します。

結論:完了条件は「成果物+合格ライン」を1行で固定する

完了条件が強いと、迷いが減り、差し戻しが減り、完了が増えます。

完了条件は長くするほど弱くなります。1行が基本です。

完了条件の基本形(1行)

  • 成果物:何を出すか(提出物・公開物)
  • 合格ライン:ここを満たせばOK(最低条件)

ポイント

完了条件は「最高の完成度」ではなく「合格」を決めるものです。合格が決まると、改善は次のサイクルに回せます。

完了条件がないと起きること:改善が無限に続く

完了条件が曖昧だと、次の現象が起きます。

  • 「まだ良くできる」で終わらない
  • レビュー観点が揺れて差し戻しが増える
  • 作業中が増殖し、同時進行が破綻する

AIがいると修正が速くなる分、ループが深くなりやすいので、完了条件がより重要になります。

完了条件テンプレ:3段階で作る(最小→標準→厳密)

完了条件は、状況に合わせて段階を使い分けると続きます。

最小(まず終わらせる)

  • (成果物)が(最低限の条件)を満たしたら完了

標準(差し戻しを減らす)

  • (成果物)が(必須要件A/B/C)を満たし、(誤解が出ない)なら完了

厳密(レビューが重い案件向け)

  • (成果物)が(必須要件)を満たし、(NG条件)に該当せず、(確認者)に提出できる状態なら完了

作り方①:成果物を決める(作業ではなく“出すもの”)

完了条件が弱いときは、成果物が「作業」になっています。

成果物は“出すもの”です。

弱い例(作業) 強い例(成果物)
調べる 比較表(候補・条件・結論)
作る 初稿(公開できる形)
整える 設定シート(再現できる手順)

ポイント

成果物が決まると、終わりが作れます。作業が増えても、成果物が出れば完了です。

作り方②:合格ラインを決める(必須だけ書く)

合格ラインは、必須だけに絞ります。

「できれば」は次の改善に回します。

合格ラインの例

  • 比較軸が5つ揃い、結論が1行で言える
  • 手順が再現でき、注意点が入っている
  • 誤解が生まれない表現になっている

作り方③:NG条件を決める(差し戻しの地雷を先に潰す)

差し戻しが多い現場は、NG条件が暗黙です。

NG条件を1つでも明文化すると、差し戻しが減ります。

NG条件の例

  • 前提が書かれていない(誰向け/何のため)
  • 用語が曖昧で誤解が出る
  • 判断材料がなく結論だけになっている

コピペ用:完了条件テンプレ(用途別)

【最小】

(成果物)が(最低条件)を満たしたら完了。


【標準】

(成果物)が(必須要件A/B/C)を満たし、誤解が出ない状態なら完了。


【厳密】

(成果物)が(必須要件)を満たし、(NG条件)に該当せず、(確認者)に提出できる状態なら完了。

コピペ用:完了条件を1行にするための質問

  • 最終的に“出すもの”は何?(成果物)
  • 最低限、何が揃えば合格?(合格ライン)
  • 何があると差し戻しになる?(NG条件)

よくある失敗と直し方

失敗 起きること 直し方
完了条件が長い 読まれない・守れない 1行に戻して必須だけにする
作業が完了条件になっている 終わりが作れない 成果物に言い換える
改善が止まらない 修正ループに入る 合格ラインで完了し、改善は次へ回す

まとめ

完了条件が曖昧だと、AI時代は特に終わりが作れず、修正ループが起きやすくなります。完了条件は「成果物+合格ライン」を1行で固定し、必要ならNG条件を添えて差し戻しの地雷を先に潰す。合格を決めると、完了が増え、改善は次のサイクルに回せます。