

「終わらない」タスクの多くは、作業量が多いのではなく、終わりが決まっていないだけです。
AIを使うほど改善案が出続けるので、完了条件が曖昧だと、修正ループに入ります。
このページでは、終わりを作るための「完了条件テンプレ」を、実務で使える形に整理します。
完了条件が強いと、迷いが減り、差し戻しが減り、完了が増えます。
完了条件は長くするほど弱くなります。1行が基本です。
完了条件の基本形(1行)
ポイント
完了条件は「最高の完成度」ではなく「合格」を決めるものです。合格が決まると、改善は次のサイクルに回せます。
完了条件が曖昧だと、次の現象が起きます。
AIがいると修正が速くなる分、ループが深くなりやすいので、完了条件がより重要になります。
完了条件は、状況に合わせて段階を使い分けると続きます。
最小(まず終わらせる)
標準(差し戻しを減らす)
厳密(レビューが重い案件向け)
完了条件が弱いときは、成果物が「作業」になっています。
成果物は“出すもの”です。
| 弱い例(作業) | 強い例(成果物) |
|---|---|
| 調べる | 比較表(候補・条件・結論) |
| 作る | 初稿(公開できる形) |
| 整える | 設定シート(再現できる手順) |
ポイント
成果物が決まると、終わりが作れます。作業が増えても、成果物が出れば完了です。
合格ラインは、必須だけに絞ります。
「できれば」は次の改善に回します。
合格ラインの例
差し戻しが多い現場は、NG条件が暗黙です。
NG条件を1つでも明文化すると、差し戻しが減ります。
NG条件の例
【最小】
(成果物)が(最低条件)を満たしたら完了。
【標準】
(成果物)が(必須要件A/B/C)を満たし、誤解が出ない状態なら完了。
【厳密】
(成果物)が(必須要件)を満たし、(NG条件)に該当せず、(確認者)に提出できる状態なら完了。
| 失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 完了条件が長い | 読まれない・守れない | 1行に戻して必須だけにする |
| 作業が完了条件になっている | 終わりが作れない | 成果物に言い換える |
| 改善が止まらない | 修正ループに入る | 合格ラインで完了し、改善は次へ回す |
まとめ
完了条件が曖昧だと、AI時代は特に終わりが作れず、修正ループが起きやすくなります。完了条件は「成果物+合格ライン」を1行で固定し、必要ならNG条件を添えて差し戻しの地雷を先に潰す。合格を決めると、完了が増え、改善は次のサイクルに回せます。