運用が崩れると、ついルールを増やしたくなります。
でも、運用が死ぬ一番の理由は、ルールが足りないことより多すぎることです。
守れないルールが増えると、結局「全部守らない」に戻ります。
このページでは、まず続くための“最小ルール”をテンプレ化して整理します。
結論:最小ルールは4つで回る(骨格だけ先に固定)
運用を回す骨格は、実はシンプルです。
最初に固定するのは、次の4つだけで十分です。
最小ルール(骨格の4つ)
- 受け皿:入口を1つにする
- 完了条件:終わりを1行で決める
- 週次レビュー:崩れても戻す時間を固定する
- 作業中上限(WIP):同時進行を増やさない
ポイント
細かいルールは、骨格が回ってからで十分です。先に増やすと、回らなくなります。
ルールが増えすぎると起きること:守れない→形だけ残る
ルールが増えるほど、現場では次が起きます。
- 入力が重くなり、入れなくなる
- 例外が増えて、結局守られない
- 「守れないなら使わない」に戻る
だから最初は、守れる最小ルールだけにします。
最小ルール①:受け皿は1つ(入口を固定)
入口が分散すると、運用は一瞬で崩れます。
受け皿は「入れる場所が1つ」であることが重要です。
ルール
- 依頼・思いつき・修正は、全部受け皿に入れる
- 受け皿入力は最小(1行+期限の有無)でOK
最小ルール②:完了条件は1行(合格ラインを決める)
終わりが決まっていないと、作業中が増えます。
完了条件は「成果物+合格ライン」を1行で固定します。
ルール
- タスクには完了条件を1行で書く
- 「できれば」は次の改善に回す
最小ルール③:週次レビュー10分(崩れても戻す)
週次レビューがあると、溜めても回復できます。
10分固定で続けるのがコツです。
ルール
- 週1回、10分だけレビューする(延長しない)
- 受け皿を「今週やる/検証/保留・削除」に仕分ける
最小ルール④:作業中上限(WIP)を決める
同時進行が増えると、完了が減ります。
作業中の上限を決めるだけで、完了が増えます。
ルール
- 作業中は最大(3〜5)
- 新規を始めるなら、何かを完了か確認待ちに移す
ポイント
WIP上限は、能力の話ではなく運用の話です。上限があると、自然に完了が増えます。
コピペ用:最小ルールテンプレ(チーム/個人どちらでも)
【最小運用ルール】
1)受け皿
- 依頼・思いつき・修正は全部ここに入れる
- 入力は「1行+期限の有無」でOK
2)完了条件
- タスクには完了条件を1行で書く(成果物+合格ライン)
3)週次レビュー
- 週( )曜日に10分だけ実施
- 受け皿を「今週やる/検証/保留・削除」に仕分ける
4)作業中上限(WIP)
- 作業中は最大( )件
- 新規開始は、何かを完了か確認待ちに移してから
よくある失敗と直し方
| 失敗 |
起きること |
直し方 |
| 細則を増やす |
運用が重くなる |
骨格4つに戻して続ける |
| 入力を丁寧にしすぎる |
入れなくなる |
最小入力(1行+期限)に戻す |
| 週次レビューが伸びる |
続かない |
10分固定で切り上げる(未完は次週) |
まとめ
運用が死ぬのはルール不足ではなく、ルール過多です。最初に固定するのは「受け皿・完了条件・週次レビュー・作業中上限」の4つだけ。骨格が回ってから、必要なら細則を足す。まず続く最小ルールで、崩れても戻せる運用を作れます。