

タスクが増えてくると、次に起きるのが「優先順位が崩れる」です。
やるべきことは分かっているのに、目の前の対応に追われて、結局いつも後回しになる。
この状態は、意志の問題ではなく、仕分けのルールがないことが原因です。
このページでは、緊急と重要を現場で使える形に落とし込み、迷いを減らす優先順位の付け方をまとめます。
「緊急と重要」という言葉は有名ですが、現場では判断が止まりやすいです。
そこで、実務に落とすために次の3つで決めます。
ポイント
重要度は抽象的になりがちですが、「影響(困る人・損失)」に落とすと判断しやすくなります。
優先順位が崩れる一番の理由は、緊急タスクが入口を占領することです。
特に、チャットや口頭で飛んでくるものは「今すぐ感」が強く、重要タスクを押し出します。
対策は2つだけ
「緊急が入ったら、何かを外す」を運用として決めると、重要が守られます。
優先順位がつかないタスクは、だいたい完了条件が曖昧です。
曖昧だと見積もれず、怖くて後回しになります。
| 曖昧な例 | 後回しになる理由 | 直し方 |
|---|---|---|
| 改善する | 終わりが見えず重く感じる | 「2案→1案決定→反映」で終わりを作る |
| 整理する | 範囲が広すぎる | 「対象を3つに絞り、結論を1段落」で区切る |
| 検討する | 判断基準がない | 「比較軸3つで結論」を先に固定する |
最小ルール
優先順位がつかないタスクは、まず完了条件を一行で作り直します。軽くなると順位がつけやすくなります。
優先順位を一気に並べ替えようとすると、判断が重くなります。
まずは「いつやるか」で3つに分けるのが最短です。
仕分けの型
最初に「今日」を増やしすぎないのがコツです。今日が増えるほど、重要が後回しになります。
ここからは、3つの基準で具体的に判断します。
| 基準 | 見るポイント | 優先が上がる例 |
|---|---|---|
| 期限 | 今日/今週で期限が来るか | 締切が固定、遅れると復旧が難しい |
| 影響 | 遅れると誰が困るか、損失が出るか | 売上・納期・顧客対応に直結する |
| 止まり | 返答待ち・確認待ちで詰まっていないか | 返答が来れば複数タスクが動く |
ポイント
止まりを先に解消すると、全体が動きやすくなります。忙しい週ほど「確認待ち」を優先して拾うのが効きます。
優先順位が崩れるのは、今週の枠が無限になっているからです。
枠が無限だと、緊急が来た瞬間に全部が崩れます。
実行枠の作り方(最小)
外す判断ができると、優先順位は自然に安定します。
優先順位は、日々の現場で都度決めると疲れます。
週次棚卸しで「今週の実行枠」を先に決めておくと、日々の迷いが減ります。
週次棚卸しの最小手順
まとめ
優先順位が崩れるのは、緊急に引っ張られ、完了条件が曖昧で重いタスクが混ざり、今週の枠が無限になっているからです。期限・影響・止まりの3基準で判断し、今日/今週/今月に分け、今週の実行枠を固定して緊急が来たら必ず何かを外す。週次棚卸しで先に決めておくと、迷いが減って運用が安定します。