ツール選びで失敗しやすいのは、機能を比べすぎることです。
機能は多くても、運用が回らないツールは定着しません。
大事なのは「自分(自社)の詰まりポイント」を潰せるかどうかです。
このページでは、運用が続く人が見ている評価軸を整理します。
結論:比較表を作る前に「詰まりポイント」を評価軸に変える
最初に、現状の詰まりを言語化します。
それを評価軸に変えると、候補が自然に絞れます。
評価軸の作り方
- 今の困りごと(詰まり)を列挙する
- それを「できる/できない」で判定できる質問にする
- 必須と、あれば嬉しいを分ける
ポイント
評価軸が決まると、ツール名は後から付いてきます。逆に、ツール名から入ると迷いが増えます。
評価軸①:受け皿(入口を一本化できるか)
依頼が散ると、抜け漏れが増えます。
入口を一本化できるかは最重要です。
チェック
- 依頼を1か所に集められるか(INBOXが作れるか)
- 未仕分けを運用として回せるか(一覧/並び替え)
評価軸②:完了条件を運用に組み込めるか
完了が増えないツールは続きません。
完了条件をタスクに書ける・見える形にできるかが重要です。
チェック
- タスクに説明・チェック項目を持てるか
- テンプレで完了条件を標準化できるか
評価軸③:確認待ち(止まり)を分離できるか
止まりが見えないと、事故になります。
確認待ちを状態として分離できるかは必須です。
チェック
- ステータスで「確認待ち」を作れるか
- 誰待ち・期限を付けて一覧で見られるか
評価軸④:見える化(ビュー/フィルタ/ダッシュボード)が作れるか
状況確認が遅いと、会話が増えます。
最小ダッシュボード(受け皿/今週/確認待ち/期限間近/詰まり)が作れるかを見ます。
チェック
- 条件で絞り込めるか(状態/期限/担当)
- ビューを固定して並べられるか
評価軸⑤:権限と共有(外部が混ざっても破綻しないか)
人数や外部が増えるほど、権限が重要になります。
チェック
- 閲覧/編集を分けられるか
- 外部メンバーを混ぜても事故が起きにくいか
- プロジェクト単位で共有範囲を切れるか
評価軸⑥:通知設計(通知疲れを防げるか)
通知が多いと使われなくなります。
通知は「必要なものだけ」に絞れるかが重要です。
チェック
- 通知を細かくON/OFFできるか
- 重要通知だけに絞れるか
- まとめ通知(digest)的な運用が可能か
評価軸⑦:検索と整理(探す時間が減るか)
探す時間が増えると、運用は止まります。
チェック
- 検索が速い/絞り込みができる
- ラベルやタグで整理できる
- 履歴(更新/コメント)が追える
評価軸⑧:テンプレ(同じ品質で回せるか)
テンプレがあると、誰でも同じ書き方で回せます。
チェック
- タスクテンプレや雛形が作れるか
- チェックリストや標準項目を持てるか
評価軸⑨:移行と拡張(乗り換え・連携が現実的か)
導入後に拡張したくなったとき、移行や連携が難しいと詰まります。
チェック
- CSVなどで出し入れできるか
- 他ツール連携(Slack/カレンダー等)があるか
- 自動化ツール(Zapier/Make)と繋がるか
コピペ用:ツール評価シート(そのまま使える)
| 評価軸 |
必須/任意 |
チェック(できる?) |
メモ |
| 受け皿(入口) |
必須 |
□ |
|
| 完了条件 |
必須 |
□ |
|
| 確認待ち |
必須 |
□ |
|
| 見える化(ビュー) |
必須 |
□ |
|
| 権限・共有 |
任意 |
□ |
|
| 通知設計 |
任意 |
□ |
|
| 検索・整理 |
任意 |
□ |
|
| テンプレ |
任意 |
□ |
|
| 移行・連携 |
任意 |
□ |
|
まとめ
ツール選びは機能比較ではなく、運用の詰まりポイントを評価軸に変えるのが正解です。受け皿・完了条件・確認待ち・見える化が揃うと、運用は回りやすくなります。その上で権限・通知・検索・テンプレ・移行連携を評価すると、迷いが減り、導入後も崩れにくくなります。