

「忙しいのに、終わらない」
この状態の多くは、仕事量より同時進行(着手)が原因です。
AIで試作や修正が速くなるほど、着手は増えやすく、結果として完了が遠のきます。
このページでは、着手過多を止める上限設計(WIP制限)を、運用として回る形に整理します。
同時進行が増えると、完了は遅くなります。
理由はシンプルで、切り替えコストと確認待ちが増えるからです。
WIP制限の効果
ポイント
上限は“縛り”ではなく、完了を増やすための仕組みです。完了が増えると、結果的に自由度が上がります。
AIで最初の一歩が軽くなると、次が起きます。
始めるのは簡単ですが、終わらせるには運用が必要です。
上限は現実的に守れる数にします。
目安は次の通りです。
上限の目安
ポイント
上限の数は“理想”ではなく“守れるか”で決めます。守れない上限は機能しません。
作業中が増える現場は、確認待ちが混ざっています。
確認待ちが混ざると、止まりが見えず、別の作業に着手して上限が破綻します。
基本ルール
上限を守るためには、処理の優先順位を固定します。
迷わない優先順位
ポイント
新規着手は気持ちよく始められますが、完了が増えない限り、未来が苦しくなります。順番を固定するとブレません。
上限があると、割り込みが来たときに困ると思われがちです。
実際は、割り込みの扱いを決めれば回ります。
割り込みの型
WIP(作業中)の上限:最大( )件
確認待ちは別枠(誰待ち・期限・次の一手)
優先順位:完了 → 確認待ち解消 → 新規着手
割り込み:緊急なら作業中を1つ止めて入れ替える
| 失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 上限を決めない | 着手だけ増える | 作業中の上限を数で固定する |
| 確認待ちが混ざる | 止まりが見えず上限が破綻 | 確認待ちは別枠で管理する |
| 割り込みで崩れる | 全部が中途半端になる | 入れ替えルールで上限を守る |
まとめ
終わらない原因の多くは着手過多です。同時進行(WIP)に上限を作ると、優先が固定され、完了が増え、確認待ちが埋もれにくくなります。確認待ちは別枠で管理し、処理順は「完了→確認待ち解消→新規着手」。割り込みは入れ替えルールで上限を壊さずに扱う。これで“速いのに終わらない”を止められます。