担当の置き方テンプレ|責任の曖昧さを消す

担当の置き方テンプレ|責任の曖昧さを消す

仕事が止まる原因は「誰がやるか」より「誰が決めるか」が曖昧なことです。担当・確認者・相談先の役割を分け、決定の入口を固定すると、差し戻しと確認待ちが減ります。小規模でも機能する担当の置き方テンプレを解説します。

担当の置き方テンプレ|責任の曖昧さを消す

運用が止まる原因は、能力不足よりも責任の曖昧さであることが多いです。

「誰がやるか」より厄介なのが、「誰が決めるか」が曖昧な状態です。

決める人がいないと、確認待ちが増え、差し戻しが増え、作業中が増えます。

このページでは、小規模でも機能する担当の置き方をテンプレ化して整理します。

結論:役割は“3つ”に分けると止まらない

役割を細かくしすぎると運用が重くなります。

小規模運用では、まず3つに分けるのがちょうど良いです。

最小で回る3役

  • 担当(Owner):実行して成果物を出す人
  • 決定者(Decider):方針・優先・OKを出す人
  • 相談先(Consult):助言・情報提供をする人(決めない)

ポイント

決定者が曖昧だと確認待ちが増えます。相談先は増やしてもよいですが、決定者は必ず1人に固定します。

よくある失敗:全員が関わって、誰も決めない

責任が曖昧な現場は、次の状態になりがちです。

  • 全員がコメントする
  • でも、誰もOKを出さない
  • 担当は直し続ける
  • 差し戻しが増え、完了が遠のく

これを止めるには「決める人」を明確にし、決定の入口を固定します。

担当の置き方:タスクに“Owner”を1人置く

タスクに担当が複数いると、誰も動かないことがあります。

共同作業はあっても良いですが、責任は1人に置きます。

ルール

  • タスクにはOwnerを1人置く
  • 共同作業者は“協力者”として別枠にする
  • Ownerは完了条件まで責任を持つ

決定者の置き方:OKの出口を1つにする

差し戻しが増えるのは、OKの出口が複数あるからです。

出口が複数だと、最後に別の人が追加指摘して終わりません。

ルール

  • 最終OKは1人
  • レビュー観点を固定して、合否の判断を揃える
  • 決定者がいない場合は、Ownerが仮決めできるルールにする

ポイント

決定者は偉い人である必要はありません。決定者が固定されていることが重要です。

相談先の置き方:助言はもらうが、決定は混ぜない

相談先を増やすと情報は増えます。

ただし、その情報を「決定」と混ぜると止まります。

相談先運用のルール

  • 相談は期限を決める(いつまでに意見をもらうか)
  • 意見は“必須/改善/好み”に分類する
  • 最終判断は決定者(またはOwner)が行う

実務で効く:役割の境界を1行で書く

役割の曖昧さは、言葉で解消できます。

特に小規模では、長いルールより1行が効きます。

境界の1行(例)

  • Owner:完了条件を満たす成果物を出す
  • Decider:合否と優先を決める
  • Consult:情報と助言を出す(決めない)

コピペ用:担当の置き方テンプレ(タスク単位)

【担当テンプレ】

タスク:

Owner(担当)

Decider(決定者)

Consult(相談先)

期限

完了条件(1行)

コピペ用:差し戻しを減らすレビュー依頼(役割固定)

確認のお願いです。(Decider:○○)

完了条件は「(1行)」です。

指摘は「必須(合格条件)」を優先でお願いします。

期限:(○日)までに返答がなければ(A案で進行/仮決め)で進めます。

よくある失敗と直し方

失敗 起きること 直し方
Ownerが複数 誰も動かない 責任は1人に置き、協力者は別枠
決定者がいない 確認待ちが増える 最終OKは1人に固定
相談先の意見が決定になる 差し戻しが増える 意見は分類し、決定は混ぜない

まとめ

仕事が止まる原因は「誰がやるか」より「誰が決めるか」が曖昧なことです。役割はOwner(担当)/Decider(決定者)/Consult(相談先)の3つに分け、タスクごとにOwnerは1人、最終OKは1人に固定する。相談は期限を決めて意見として扱い、決定と混ぜない。これで確認待ちと差し戻しが減り、完了が増えます。