見積もりがズレるのは「能力」より“期限の置き方”が原因になりやすい
見積もりって、真面目な人ほど外れやすいです。理由は単純で、作業時間だけ見て、待ち時間(確認・承認・返信)が抜けやすいから。
そこで効くのが仮期限と確定期限を分けるやり方です。これをやると、「ズレた=失敗」じゃなくて「ズレた=更新」になって、心も運用も荒れにくくなります。
仮期限と確定期限の違い(結論)
結論:期限は「約束」と「予測」を混ぜない
・仮期限:いま分かっている情報での予測(変わってOK)
・確定期限:相手やチームと合意した約束(変えるなら相談が必要)
これを分けないと、「仮のつもり」がいつの間にか約束になって、あとで焦りや揉めごとが増えます。
| 項目 |
仮期限 |
確定期限 |
| 意味 |
いまの予測 |
合意した約束 |
| 変更 |
状況が変われば更新 |
相談して変更 |
| 使いどころ |
自分の計画、優先順位 |
チーム共有、対外的な納期 |
ポイント
「確定期限を守る」ために、手前に仮期限を置きます。仮期限は自分を守るための線です。
ズレを減らす期限の付け方3ステップ
期限の付け方は、順番が大事
Step1:完了条件を1行で書く(何ができたら終わり?)
Step2:待ちを洗い出す(確認・承認・返信・素材待ち)
Step3:確定期限から逆算して仮期限+バッファを置く
| 要素 |
例 |
見落としやすい所 |
| 作業 |
作成・修正・確認 |
着手の遅れ(他タスク) |
| 待ち |
返信待ち・承認待ち |
相手の予定(会議・休み) |
| バッファ |
半日〜1日 |
「無い前提」で詰めると崩れやすい |
バッファの置き方(迷わない型)
・対外提出:確定期限の前日を仮期限にする(前日までに形にする)
・社内だけ:確定期限の半日前を仮期限にする(午前締切なら前日夕方)
・返信待ちが多い:待ちの数×0.5日を足す(3回待つなら+1.5日)
ズレやすい原因別の直し方
ズレは“原因別”に直すと早い
ズレたときに「もっと頑張る」に寄せると再発します。原因を3つに分けて直すほうが軽いです。
| 原因 |
起きがち |
直し方 |
| 待ちが多い |
確認依頼→返信待ちで止まる |
仮期限を早める+返信期限を明記 |
| 完了条件が曖昧 |
どこまでやるか増える |
完了条件を1行で固定、増えたら期限を相談 |
| 割り込みが多い |
一日の予定が崩れる |
割り込み用の枠を作る(別記事参照) |
小さなコツ
仮期限は「外れたら直す」のが前提です。直せる仕組みがあると、期限そのものが怖くなくなります。
質問と回答
仮期限を入れると「早すぎ」って言われませんか?
仮期限は自分の内部基準なので、外に見せなくて大丈夫です。共有するのは確定期限。仮期限は「守るための手前の線」です。
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