AIで作業は増やせます。
ただ、増やせるほど、運用は破綻しやすくなります。
破綻の原因は、能力ではなく受け方です。
依頼をそのまま受けると、曖昧なタスクが増え、作業中が増殖し、完了が減ります。
このページでは、AI時代の“作業増”に耐える、作業の受け方テンプレをまとめます。
結論:受けるときに「目的・成果物・完了条件」を決めると崩れない
依頼を受ける段階で、形にします。
ここを省略すると、後で何倍も時間がかかります。
受け方の最小セット(6点)
- 目的:何のためにやるか
- 成果物:何を出すか
- 完了条件:合格ライン(1行)
- 優先度:今週やる/検証/保留
- 期限:いつ必要か
- 判断者:誰がOKを出すか
ポイント
AIで作業が速くなるほど、「曖昧な依頼」が増えます。受けるときに形にすると、後の差し戻しと迷いが激減します。
AIで破綻する典型:依頼が“無限の改善”に変わる
AI運用でよくある崩れ方は次の通りです。
- 改善案が出続けて終わらない
- 依頼が次々追加されて膨らむ
- 完了条件が曖昧で差し戻しが増える
- 作業中が増えて、結局進まない
この崩れを止めるのが、受け方テンプレです。
受け方の基本:依頼は“タスクの形”に変換してから入れる
依頼は、そのままだと曖昧です。
まずタスクに変換します。
変換ルール
- 依頼文 → 目的(何のため)に言い換える
- 作業 → 成果物(出すもの)に言い換える
- 希望 → 完了条件(合格ライン)に落とす
優先度の仕分け:今週やる/検証/保留で受け皿を軽くする
依頼が増えるほど、全部を今週やるのは不可能です。
受け皿で仕分けると、破綻しません。
仕分けの3枠
- 今週やる:WIP上限に入れる
- 検証:30分以内で試す(合否を決める)
- 保留:今ではない(削除候補含む)
ポイント
検証枠があると、迷いが減ります。全部を本番にせず、試してから残す判断ができます。
AI作業の受け方:完了条件を“改善の止め具”にする
AIは改善案を出し続けます。
止め具がないと終わりません。
そこで完了条件を「合格ライン」として固定します。
完了条件(例)
- 必須要件が揃い、誤解が出ない状態なら完了
- 比較軸が5つ揃い、結論が1行で言えるなら完了
- 手順が再現でき、注意点が入っていれば完了
コピペ用:AI作業の受け方テンプレ(依頼→タスク化)
【AI作業 受け付け】
依頼(そのまま貼る)
目的(何のため)
成果物(出すもの)
完了条件(合格ライン:1行)
優先度(今週やる/検証/保留)
期限
判断者(OKを出す人)
次の一手(1行)
コピペ用:依頼の受け返し(情報が足りないとき)
依頼ありがとうございます。進める前に3点だけ確認させてください。
- 目的(何のための作業ですか?)
- 成果物(何を出せば完了ですか?)
- 期限(いつまでに必要ですか?)
この3点が分かれば、完了条件を1行にしてタスク化し、進めます。
よくある失敗と直し方
| 失敗 |
起きること |
直し方 |
| 依頼をそのまま受ける |
曖昧タスクが増える |
目的・成果物・完了条件に変換してから受ける |
| 全部今週やる |
作業中が増殖する |
今週/検証/保留で仕分け、WIP上限を守る |
| 改善が止まらない |
終わらない |
完了条件を合格ラインとして固定する |
まとめ
AIで作業が増えるほど、受け方が雑だと運用が破綻します。受ける段階で「目的・成果物・完了条件(1行)・優先度・期限・判断者」を揃えてタスク化し、今週/検証/保留で仕分けて上限を守る。完了条件が改善の止め具になり、完了が増えます。