

タスク運用が破綻するとき、多くは「タスクが多いから」ではありません。
本当の原因は、依頼や思いつきが入ってきたときに、一旦置ける場所(受け皿)がないことです。
受け皿がないと、その場で判断するしかなくなり、緊急に引っ張られ、整理が後回しになります。
このページでは、溢れない運用に戻すための「受信→仕分け」の作り方をまとめます。
受け皿の目的は、タスクを増やすことではありません。
その場の判断を減らし、決めるタイミングを固定することです。
受け皿があると起きる良い変化
ポイント
「今決める」ではなく「入れて、あとで決める」。これが受け皿の価値です。
受け皿がないと、次の流れになりがちです。
受け皿は、この流れを最初の段階で止めます。
受け皿は、複数作ると逆に散ります。
まずは、依頼の入口を一つにします。
入口を一つにする最小ルール
入口が決まるだけで、抜け漏れと迷いが大きく減ります。
受け皿に入れるときは、丁寧に書かなくて大丈夫です。
受け皿は「仮置き」なので、最小で入れるのが続きます。
受信時に書くのはこれだけ
ポイント
受け皿で完了条件まで書こうとすると、入力が重くなって止まります。整理は仕分けのタイミングでまとめてやります。
仕分けは複雑にすると続きません。
まずは、3つに分ければ十分です。
| 区分 | 意味 | 次にやること |
|---|---|---|
| やる | 今週〜今月で確実に進める | 実行枠へ移動し、完了条件を整える |
| やらない | 今は不要、効果が小さい | 削除または破棄(残さない) |
| 保留 | 判断材料が足りない、時期が早い | 期限を付けて見直す |
保留の注意
保留に期限がないと、保留が増えて受け皿が詰まります。「次に見る日」を決めると回復しやすいです。
受け皿があっても、実行枠が無限だと結局崩れます。
今週やる量に上限を作ります。
実行枠のルール(最小)
上限があると、緊急に引っ張られても全体が崩れにくくなります。
| 詰まり方 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 受け皿が増え続ける | 捨てる判断がない | 週次で「やらない」を必ず決める |
| 保留が増える | 期限がない | 保留には見直し日を入れる |
| 受け皿から実行に移らない | 仕分けの時間がない | 週次レビューに組み込む(15分でOK) |
まとめ
受け皿がないと、依頼や思いつきが分散し、その場判断が増えて優先順位が崩れ、運用が止まります。受け皿は「判断を後ろに送る」ための装置です。入口を一つにし、受信は最小、週次で仕分け、実行枠に上限を作る。これでタスクが増える前提でも破綻しにくくなります。